Iff Pencil2を使う
Objectsハックより面倒臭くなく、簡便にIffを書換える方法を載せてみました。
ただ、Iff自体を書換えることはObjectハック同様、安全にゲームを楽しむ上でも決して万人にお勧めできることではありません。以下を実行する場合は、必ず元のiffのバックアップをとり、自己責任において変更を行ってください。
メニュー
- Iff Pencil2の基本的な使い方。
- SKINデータの変更、裸、水着データなどの指定。性別や大人/子供を変える。
- NPCのデータを顔アイコン(吹き出し)ごと変える。
- ダイアログの変更。
- ユーザーメイドオブジェクトをオールドタウン、バケーションアイランドでも使えるようにする。
Iff Pencil2の基本的な使い方。
- まず、IffPencil2を配布サイトさんから入手してください。IffPencil2のダウンロードはこちら
- Zipを展開するとexeファイルの入ったフォルダが作られます。My Documentsなどの任意の場所に移動して下さい。
- exe(実行ファイル)をクリックした画面の説明はこちらを参考に。メニュー説明もここにあります。
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NPCのデータを顔アイコン(吹き出し)ごと変える。
- NPCも、基本的に上と同じ要領でスキンをカスタマイズ出来ます。
- NPCのデータをFarから取り出し、そのIffを変更しましょう。取り出したIffでデータが上書きされ、そのNPCが表示されるでしょう。元のNPCに戻したい場合は、クローンしたIffを削除します。
- 但し、このやり方の場合だと、吹き出しや画面に表示されるアイコンを変えることが出来ません。アイコンを変更したスキンのものに変えるには、以下の作業が必要です。
- 変更するスキンで予め家族画面からシムを作っておく。そして、そのシムのIffを開いて、Iff Pencil2のリソースマップから『BMP』を開き、左側にあるアイテムを、変更したいスキンのシムのものに置き換えていきます。
- 『faces』>顔アイコン。『rel. images』>交友関係ウィンドウのアイコン。『thumbnail』>小さい顔アイコン。『speech_』>吹き出し。『web_image』>Webで表示される腰に手をあてた全身画像。
- 書換えはHEXで開いてコピーアンドペーストするか、データのインポート/エクスポートでも可能です。
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ダイアログの変更。
- 外国のダウンロードオブジェクトで指示ダイアローグが英語で表示される、これを日本語に変更したい場合はリソースマップのTTAsを変更します。そのオブジェクトがダイアログに使用しているTTAsのナンバーはOBJDの『Tree table ID #』に記されています。同じ番号のTTAsを開き、プルダウンメニューからJapaneseの項目を開いてテキストを編集します。
- TTAsになく(翻訳指定があったりする場合など)はSTR#にダイアログボックスのテキストの中身があります。
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ユーザーメイドオブジェクトをオールドタウン、バケーションアイランドでも使えるようにする。
- まず最初に、そのオブジェクトにオリジナルの製作者が存在する場合は、自己使用の範囲内のみで書換え等を行ってください。ユーザーメイドオブジェクトのクレジットは製作者にあり、制作にかかる労力は権利とともに尊重され守られるべきです。変更したオブジェクトの使用は自己のPCのみにとどめましょう。
- 一応、、説明 >> ユーザーメイドオブジェクトがダウンタウンやオールドタウン、バケーションアイランドに反映されない理由は以下のことが考えられます。
- オブジェクト制作に広く使用されているTmogが、これらの拡張パックで追加されたダウンタウンなどの購入カテゴリに対応出来ない。
- そのため、拡張パックからクローンしたオブジェクトでも、インポート/エクスポート、edit difinitionを弄ると、カテゴリ部分が反映されずに空白で書き込まれてしまう。
- このTmogのEdit Difinitionで編集される部分がIff Pencil2の『OBJD』に相当します。そして、この『OBJD』を書き変えることで、拡張パックで追加されたマップデータでのBUYモードカテゴリを指定することが出来ます。
- が、、、いまいち詳しいことは不明です。とりあえずうちが確認した範囲で、安全と思われる手法を載せてみます。
- 変更したいオブジェクトのIffをIff Pencil2で開いてみてください。そして、右側のリソースマップにある『OBJD』をクリックし、左側から一番上にあるメインのアイテムを開きます。タンスやラグなど複数のマスデータを持つオブジェクトはアイテムに英数字が振られますので、それらの数字のふられていないものがメインのアイテムとなります。
- 恐らく各追加拡張パックでの購入カテゴリを表してる部分。
HDのカテゴリフラグは(多分)ダウンタウンでのカテゴリ指定でしょう、、。で、その下のふたつがバケーションアイランドとオールドタウンかなあと。しかし、ここの部分をクローン元のオブジェクトのiffから参照して書き換えただけでは、購入モードで反映されません。OBJDをエクスポートしてバイナリエディタで比較参照してみたところ、3箇所ほど(全ての記述を同じにした場合でも)異なる部分が見つかりました。そこを直接バイナリエディタで書換えて変更することも可能ですが、もっとお手軽な方法があるので、下にそれを紹介します。
- OBJDをHEXで開いてコピー&ペーストする。
縮小のし過ぎで見難いです…すみません。OBJDを開いてすぐの画面です。
例えば、変更したいオブジェクトのクローン元がHDのラグの場合、Farから直接そのラグのiffを取り出しておきます。
次に、変更されるオブジェクトをiff pencil2で開き、OBJDからメインのアイテムをクリックして開きます。
上の画面で線を引いてある個所、『Global Unique ID』と『Original GUID』のナンバーを控えます。『Global Unique ID』はそのオブジェクトのユニークナンバー、他と被っていてはいけない部分です。『Original GUID』はクローン元オブジェクトのナンバー、ここは特に変更を必要としないようですが、念のためにこれも後で書換えます。
これらのナンバーを控えてから、クローン元になっているFarから取り出したiffを開き、OBJDから同じアイテムナンバーのメインのアイテムをHEXで開いてコピーします。
次に、コピーしたデータを変更したいオブジェクトの同ナンバーのアイテムを開いて、ペーストします。
HEXで開いたウィンドウを『OK』で閉じ、今度はダブルクリックで開きます。上と同じ画面が展開されるでしょう。
コピーアンドペーストで置き換わった『Global Unique ID』と『Original GUID』を控えておいた元の数字に書換えます。
IFFを保存してOK!。これで、オールドタウンやバケーションアイランドの購入モードに現れるようになります。
- 以上で、全ての作業が終了しました。ここだけ書きかえるツールがあれば便利なんですが、、うちは技術がないのでそういう難しそうなことは出来ませぬ。一応出来る範囲で確認のとれたことのみ。
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